武蔵野の酒仕込み

越後高田に徹した、杜氏、米、水。
越後は、日本を代表する優れた杜氏の郷。
「越後杜氏」は越路杜氏と野積(のづみ)
杜氏、刈羽(かりわ)杜氏、そして
武蔵野酒造がある上越、妙高、柿崎、
吉川地区の頸城(くびき)杜氏が
その代表と呼ばれています。
昔は冬場の出稼ぎとして全国に赴き
素晴らしい酒づくりに貢献してきました。

そして米は新潟県産の
「五百万石」を主に使用。
もちろん上越地域で実った米を使用。
仕込水は妙高連峰の地下から流れる伏流水
を汲み上げて使っています。
武蔵野酒造はこのように越後高田に徹した
酒造りにこだわっています。
そこに「阿吽」の呼吸あり。
酒造りの現場。
そこには杜氏たちの受け継がれてきた
伝統と磨き抜かれた技があります。
蔵人たちの熱意と活気があります。
息の合った寸分狂いのない動きがあります。
言葉の要らない「阿吽」の呼吸が
酒造りの空間に漂います。
他の何人も入ることができない
蔵人たちの世界があります。